CSSのfloatを解除するclearfixはコレで決まり!display:tableを使ったmicro clearfix

floatを使ったら、それが不要になるとき解除(clear)する必要 があります。
それ以降のボックス要素に対してもfloatし続けてレイアウトが崩れるし、floatした要素は親から浮いた状態なので、親要素の背景で囲まれない などの弊害を解消するために。

それにはclearfix(クリアフィックス)と呼ばれるソースをfloatさせる要素の親ボックスに使います。
display:tableの特徴を利用したmicro clearfixと呼ばれるソースが、オールドIEにも対応しているし、ソースも短くてシンプルです。

本日のINDEX

ちなみに、float以外にボックスを横に並べる方法は

  • display:inline-blockを使う
    インラインレベルのブロックにする(インラインに横並びするが、高さや幅、margin、paddingを指定できる)。
    li要素をメニューとして横に並べるときなどに使用。(IE8以降対応。IE7以前にはハックが必要)
  • display:tableを親に使う
    ボックスにtableの特性を適用する。子要素には display: table-cellを使い、td要素の特性を適用。上下の中央揃えができたり、高さが1番高いものに揃うなど、td要素の特性を使える。(IE8以降対応。IE7以前にはハックが必要)
    ★display:tableについての詳細は display:table-cell の親に display:table を指定しないと意味無い で。

スポンサーリンク

micro clearfixのソース

ソース元はこちら:A new micro clearfix hack – Nicolas Gallagher
公開が2011年4月というから、4年も前のモノですが、とにかくコレ↓が元のソースです。

.cf:before, .cf:after {content:' '; display:table;}
.cf:after {clear:both;}
.cf {*zoom: 1;} /* For IE 6/7*/

このソースで使われている display:table は、table内に中身がなんにも無かったら、tableはぺったんこで何も表示しない特徴を利用しています。
こちらは IE7以下にも対応するハック(*zoom: 1)を使っています。

オススメの micro clearfix

上記のソースで、「.cf:before」は不要な気もします。
これはfloatさせた要素のmargin関連で、IE7以下が他のブラウザと違う挙動をするのを防ぐのだそうです。なので、IE8以上しか対象としない場合は「.cf:after」だけでOK
また、contentプロパティで半角スペースももう必要ないと思う。というわけで、今はもうこれでイイんじゃないかな。

.cf:after {content:''; display:table; clear:both;}

短くてシンプルですよね。
本ブログのclearfixはこの指定にしています。

★擬似要素 ::before ::after についてはコチラをごらんください。
 CSSのセレクタ「擬似要素 ::after」で「ふきだし」を作ってみた
★display:table についてはこちらを。
 display:table-cell の親に display:table を指定しないと意味無い

関連記事

モーダルウィンドウ(ポップアップウィンドウ)をjQueryとCSSで簡単に作る手順

プラグインなどを使わずに簡単にモーダルウィンドウを設定する方法を探していたところ、バッチリのjsソースを見つけました。 ウィンドウの高さの取得や、オーバーレイ [記事を読む]

ドロワーメニュー(ハンバーガーメニュー)を簡単な jQueryとCSSだけで作る手順

ヘッダー部分のグローバルナビゲーションを、スマホビューの縦持ちの時だけドロワーメニュー(ハンバーガーメニュー)にしたくて、プラグインや既存ライブラリなどを使 [記事を読む]

background-attachment: fixed がスマホで効かない問題は ::before で解決!

Webページの背景画像を、background-size: cover で background-attachment: fixed にしたいとき、PCブラ [記事を読む]

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

^